マイホームの買い替えを検討する際、現在住んでいる家のローンを払い終えていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合、条件によっては「住み替えのダブルローン」が利用できます。
ここでは、住み替えのダブルローンとはなにか、利用するための条件やメリット・デメリットを解説します。
住み替えのダブルローンとは
住み替えのダブルローンとは、現在住んでいる家のローンが残っている状態で、新たに家を購入して住み替えるための住宅ローンを組む、二重ローンを指します。
原則として、住宅ローン返済中は完済しなければ売却ができません。
それでも、現在の住宅ローンがまだ残っている状態で先に新居を購入する「買い先行」の場合、ダブルローンを利用しなければならないのが一般的です。
そして、買い先行では、現在の家が売却できるまでの間、ダブルローンの状態が続くことになります。
▼この記事も読まれています
住宅ローンの賢い選び方を3つの観点から解説!金利の違いもご紹介!
住み替えのダブルローンを利用する条件とは
ダブルローンは、現在ローンを組んでいる金融機関と契約する場合と、異なる金融機関で契約する場合で条件が変わります。
同じ金融機関で契約する場合、現在の住宅ローンの残債が物件の担保評価の50%~70%以内であることのほか、物件を一定期間内に売却する、または売却できない場合に現在の住宅ローンを金利割引がないフリーローンに変更するなどの条件があります。
このような、金融機関が指定した条件を承諾する必要があります。
ただし、一般的な住宅ローンよりも審査が厳しいため、異なる金融機関でダブルローンを組むのが一般的です。
異なる金融機関で契約する場合、金融機関のローン審査を通過すれば借り入れ可能となりますが「返済負担率」がポイントです。
返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合を指し、3割程度であれば審査に通過できるといわれています。
ただし、ダブルローンを利用すると、一時的に返済負担率が3割以上になる場合がほとんどです。
▼この記事も読まれています
住宅ローン返済ができなくなった場合のリスクや救済措置とは?
住み替えでダブルローンを利用する際のメリット・デメリットとは
ダブルローンのメリットは、仮住まいが不要になる点です。
先に住み替え先を購入するため、仮住まいにかかる家賃や引っ越し費用、手間が省けます。
その他、住宅の売却や購入のタイミングを自由に決められる点もメリットです。
住宅の売却の時期に合わせて新居を購入するなどの制限がないため、気に入った新居が見つかればすぐに購入できるでしょう。
一方、ダブルローンのデメリットは、返済額が増える点です。
現在住んでいる家の売却価格はどれくらいか、資金に余裕があるのか、しっかりと計画を立てましょう。
また、ダブルローンは審査通過が難しい点もデメリットです。
▼この記事も読まれています
住宅ローンは永住権なしでも可能?計画できないときの対策をご紹介
まとめ
住み替えでマイホームを新しく購入する際には、住宅ローンを二重で組むダブルローンが利用できます。
仮住まいを用意する必要がないことや住宅の売却や購入のタイミングを自由に決められるメリットがる一方で、返済額が増えるなどのデメリットもあります。
ダブルローンの利用をするための条件をよく把握したうえで、利用するかどうか慎重に検討しましょう。
私たち株式会社TOY HOUSEは、志木市の物件を中心に取り扱っております。
お客様のお部屋探しを全力でサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓