家の売却を検討する方のなかには、所有する不動産が袋小路にある方もいるでしょう。
そこで今回は、袋小路とはどんな土地なのか、売却において受ける影響はあるのか、売る方法をご紹介します。
不動産売却を検討中の方は、所有物件が袋小路に含まれていないか確認してみてください。
家の売却における「袋小路」とはどんな土地?
袋小路とは、袋のように出入口が1つしかなく、行き止まりになっている土地のことです。
メリットは、家の前の車の往来がないため、子どもが安全に遊べたり、排気ガスや騒音が少なく静かな住環境で過ごせたりすることです。
また、不動産評価額が低いため固定資産税の納税額が少なくなったり、不審者がいた場合に気づける可能性が高く防犯性に優れることもメリットです。
一方デメリットは、入り口付近で火災などが起きた場合に避難経路が断たれる可能性があることや、車の出し入れがしにくい点です。
また、家の前が井戸又会議の場所になったり、前面道路が私道の可能性もあります。
袋小路の土地は家の売却価格にどんな影響がある?
一般的に土地の評価は、複数の売却事例を参考にして作成されている取引事例比較法や、国土交通省の土地鑑定委員会が作成する土地価格の目安である公示価格が参考にされます。
また、国税庁が発表している宅地1㎡あたりの評価額である路線価も使われています。
早期売却をしたい場合には、売却価格を公示価格の2割下げることで売れやすくなると言われています。
袋小路が売却しにくい理由は、建築基準法の改定により、接道義務に反する場合があるからです。
家の敷地が幅4m以上の道路に2m以上接していなければならないという法律があります。
袋小路の土地の多くはこの基準を満たしていないため、対策が必要となります。
そのため、相場よりも売却価格が低くなるのです。
袋小路の土地にある家を売却する方法とは?
売却するには、家の外観および内装の印象を良くする必要があります。
内見の際に、どんな暮らしができるのか、家の傷みの程度の低さをアピールすることで買い手が付きやすくなります。
また、買いたいして更地にしたり、隣人に買い取ってもらったり、反対に隣接する土地を購入することで再建築可能にする方法も有効です。
再建築する方法では、建て替える際に建物を建築する面積は狭くなりますが、セットバックを行うことで規制をクリアする手段もあります。
まとめ
袋小路の家の売却においては、売却価格が相場よりも3割〜5割ほど低くなる傾向があり、早期売却を目指す場合には、それ以上、下げなければならないケースもあるでしょう。
そのため、プロの直接買い取りを活用したり、売却方法を検討したりする必要があります。
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