不動産を購入するときに「耐震基準適合証明書」という言葉を耳にすることがあります。
なんとなく耐震基準に関するものだとわかっても、詳しい内容や意味、メリットまでは知らない方もいるかもしれません。
この耐震基準適合証明書が必要になる場合もあるため、少しでも理解を深めておくことがおすすめです。
これから不動産購入をする方もぜひ目を通してみてください。
不動産購入で耐震基準適合証明書を取得するメリット
耐震基準適合証明書とは、その建物に基準を満たす耐震性があることを証明するための書類で、建築士などの専門家によって発行されます。
耐震基準適合証明書の付いた物件を購入すると、次のようなメリットがあります。
住宅ローン控除を受けることができる
通常なら築年数を理由に住宅ローン控除を受けられない建物であっても耐震基準適合証明書が付いていれば、住宅ローン控除の対象となります。
登録免許税の減額
所有権移転登記前に必要とされる住宅家屋証明書の取得前に、耐震基準適合証明書を提出することで登録免許税を減税することができます。
他にも不動産取得税や固有資産税といった税金においても優遇されるなどさまざまなメリットがあり、中古住宅の購入をお考えならぜひ覚えておきたいところです。
不動産購入時に耐震基準適合証明書を発行する際の注意点
メリットも多い耐震基準適合証明書ですが、発行については次のような注意点があります。
引き渡しのあとでは手遅れ
耐震基準適合証明書は、購入前に手続きをしなければならないという決まりがあります。
そのため、購入して引き渡しが済んだあとで耐震基準適合証明書を取得したいと思っても手遅れになってしまいますので注意しましょう。
入居した次の年に確定申告が必要
住宅ローン控除を受ける場合、確定申告が必要なので、耐震基準適合証明書を取得しただけでは適用されません。
入居した次の年には忘れずに確定申告をおこなうようにしましょう。
取得までの期間と費用がかかる
耐震基準適合証明書の発行には費用がかかります。
また、建築士によって発行までの期間が異なるため、引き渡しに間に合うようにできるだけ早く依頼をしておくことが大切です。
まとめ
耐震基準適合証明書とは建築士によって発行される書類で、建物に基準を満たす耐震性があることを証明します。
耐震基準適合証明書があると、税金面でさまざまな優遇を受けることができるというメリットがあります。
とくに築年数の古い中古住宅を買う場合には、税金の優遇措置について諦めてしまう方もいますが、一度購入前に担当者などに耐震基準適合証明書について問い合わせてみると良いかもしれません。
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